1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「ルパンレンジャーvsパトレンジャー」が最終回でした。

なかまくらです。

戦隊モノを見ないで育った私ですが、結局途中から最後まで見てしまいました。

当時幼稚園だったころは、カクレンジャーだった気がするなあ。

それから時間は流れ、今年は、

「ルパンレンジャーvsパトレンジャー」

・・・なに、vsって何・・・( ^ω^)・・・

と、思いつつ、仮面ライダーのついでに一度見てしまうと、

あれ?

面白いぞ?

そう、面白いんですね。

まず、一言でいって、すごくわかりやすい(子供向けですからね)。

どんなお話かというと、

ルパンコレクション(いろいろな特殊な能力を持ったアイテム)をギャングラー(敵)に

奪われ、地球にやってきたギャングラーたちに手を焼いていた。

ギャングラーに対抗する手段を持つのは、国際警察と快盗たち。

快盗たちは、その正体を隠し、ギャングラーからお宝を取り返す。

しかし、真の目的はザミーゴというギャングラーに氷漬けにされてしまった

大切な人を助けること。

国際警察は、世界の治安を守るために戦う。その中で、快盗とは知らず、知り合い、

その悩みを知っていく・・・。


そして、思ったよりも頭おかしい。

ときどき挟まれるギャグ回がヤバい。

強制帰宅攻撃を受けると、アパートの自分の部屋に戻されてしまう!

サモーンは、「クリスマスだぞ鮭を食え!」と言って、チキンを街から根絶やしにする!



・・・いや、意味わからんがな。

だが、それがいい(笑)。

そして、熱い。

それぞれの目的のために戦う。警察と快盗。

相手の力を信用して利用する形で協力することも。

けれども、最後まで仲間にはならずに戦い続けるのでした。

ラスボスも2体で、

ルパンレンジャーがザミーゴを倒し、大切な人を取り返し、

パトレンジャーが親玉のドグラニオンを倒し、

ハッピーエンドでした。


楽しめました。



 










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「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」観ました

なかまくらです。

少し前ですが、「ANEMONE」観ました。

「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」の2作目です。



このアニメは、2005年・・・まだ私が高校生だったころにTVシリーズ50話が

放送されて、当時熱心に観ていました。

ちなみに、最終回だけ、放送時間が違って当時見逃して、

後からDVDで観たのもいい思い出です。

その後、シリーズ展開されましたが、エウレカセブンAOは放送されておらず、

劇場版だけ見てきたのでした。その時の記事はこちら↓

劇場版 交響詩篇エウレカセブン」観ました。

「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」観ました。


さて。ハイエボリューション1は、はっきりいって意味不明。

ハイエボリューション2にあたる今作「ANEMONE」を観に行くかは、

悩みに悩み、上映終了直前にギリギリで、思い立って観に行くことにしたのでした。

ちなみに、この選択は正解でした。

あらすじ。

アネモネの父は、世界を救うために戦い、死んだ。

世界は、人類の7番目の敵――エウレカ=セブンと戦っていた。

エウレカ=セブンへの有効な攻撃は、ダイブシステム。

エウレカセブンの中(?)の精神世界で、

敵を倒すこと。しかし、一歩間違えれば帰ってこれない。

アネモネの父が残したドミニクというユーザーインターフェースが、

その世界では顕在化し、アネモネを助けてくれる。

そして、青い髪のエウレカという少女。彼女はいつもレントンを探していた。

アネモネはエウレカの乗るニルヴァーシュとコーラリアンと呼ばれるスカブコーラルの化け物を攻撃し、

人類の居住地が徐々に取り戻されて行っていた。

それは夢の中のような世界。そこでアネモネは戦い続けた。

そんななか、その世界の中から来た男・デューイはおかしなことを言う。

「お前たちが見ているエウレカセブンはエウレカセブンではない。偽りの神が創っては破棄した無数の不要な世界。いわばゴミの山だ」

そして、顕在化する怪物。

アネモネが願ったとき、ドミニクと愛機ジ・エンドが現実世界に現れる。

アネモネはスカブコーラルの怪物の中のエウレカを救い出すために、

ジ・エンドに乗り込むのだった。

というようなお話でした。


エウレカセブンの物語は、現実世界と地続きだった。

・・・だいぶありがちになってきてしまいましたが、こういう展開、好きです。

ハイレボリューション1は、ほとんどTVシリーズの映像を使っていて、

あれ? これ、お金かけずにただ、商売しようとしてない??

という出来でしたが、今作はなぜアネモネというキャラクターは、

アニメの中で狂ったように襲ってきていたのか、という理由を知れたようで、

納得。そもそも、たぶん2割くらいで、あとは新しい絵で動いていました。

アネモネはTVシリーズでは高校生の私にとっては謎めいたキャラクターでしたが、

今思えば、エウレカの対比として登場したキャラクターなんだな、と。

そして、今作ではレントンがそうであったように、父を亡くし、

父の守った世界に生きるという点でも似ています。

そして、痛々しかったアネモネの目の赤い線は消えて、人間、なんだなって

そんな感情豊かな主人公として登場してくれました。

最後の脱出するシーンは突然の謎展開でした^^笑

キャラクターが急にCGになってかなり戸惑いましたが、

うーーん、脱出を決めた時の表情は、CGじゃなくて、

やっぱり絵で描いてほしかったかな、と。

かなりCGは進んでいますが、アニメーターにしか描けない絵があるなって、

思いました。


エウレカセブン ハイエボリューションの3部作ですが、

2で、なんと現実世界に来てしまいました。

私の頭では理解が追い付かないこのシリーズの奥深さ。

3はどうなるのでしょうね。見逃せませんね。


考察は、こちらのサイトをご覧ください。↓

【ネタバレあり】『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』解説と考察






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「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」観ました。

なかまくらです。

結構前ですが、「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」観ました。



テレビシリーズ50話は私が確か、高校生の時だったか。

それから10年の時を超えての映画化。

さて、どうなることやら、と思ってみたのでした。

あ、ちなみに、映画「ポケットの中が虹でいっぱい」も観ているということで、

完全に追っかけですね。その時の記事はこちら↓
劇場版 交響詩篇エウレカセブン 観ました


さて。

あらすじは難しい。

レントンは、世界を救った英雄アドロック・サーストンの息子。

養子としてビームス夫妻の元で暮らしていた。

そのとき、エウレカが現れて、レントンは家出をする。

ホランドとの出会い、ファシリティガードでの日々。

レントンはその果てに、自分の見つけた大切なもののために、

ビームス夫妻と戦うことになる。

そんな話だった(はず)。


テレビシリーズを50話観てからみたら、多分印象が全く違ったはずです。

時系列をバラバラに、ビームス夫妻との出会いと別れを軸に

総集編のように50話を一気にやっちゃった感じで、

ちょっと何やってるかわからないまま終わってしまいました。

ただ、最初のサマーオブラブのシーン。

これだけは完全新作。アドロックがいかに世界を救ったか、を描いたシーンで、

これを見るだけでも、まあ、観た甲斐はあったなぁ、と思いつつ、

ハイエボリューション1、ということは、

ハイエボリューション2があるんだろうなぁ、どうしようかなぁ、という出来でした。

おわり。






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【小説】GURA-SUN

5年前くらいの書きかけを発掘です。

まとめあげるのがすごく難しい作品でした。

書き上げてから、1200字ほど増えたわけですが、またいずれ加筆するかもです。

今年もよろしくお願いします。



GURA-SUN

                 作・なかまくら


そこは、大人のいかない公園である。艶やかな黒いセミが、しうしうと鳴く。
彼の登場を待っているのだ。オレンジ色の車止めをジグザグに避けてその男は現れる。
砂場に、滑り台に、ブランコに、地球儀に、群がっていた子供たちが、一斉に振り向く。
「ようこそ」
「くそぅ、あいつにさえ出会わなければよ、俺の人生だってうまくいってたろうよ」
居酒屋のことである。あの頃は若かった男たちが集まっていた。
「おれだってそうさ」「おれも」「おれもだ」 口々にそう言って、笑った。
ビールの泡が、コップの側面をずりずりと降りていく。男は居酒屋の笑い声に紛れようとジョッキをぐいっと傾け、机にトンと置く。置いたまま、そのままに、男たちは静かになる。違うのだ。
「でもな、出会わなかったらって考えたら、ゾッとする。」
少年は美化委員だった。公園のブランコに座り、夕暮れの公園を眺めていた。
少年は眼鏡をかけており、そのメガネの向こうに映る、子供たちの遊んでいる景色は、すべて中央統制局のモニターに映し出されているのだった。
「右から行きます。A,D,B,F,F,F,E,C,・・・G」
少しためらって、Gと判定を出した。メガネの中のコンピュータがカリカリと小さな音を立て考える。そのGの子供をつぶさに観察し、「承認」と回答が得られた。
あとは、処分を実行するだけだ。
「今度はあの子?」
視界の右端でエリマキトカゲがしゃべった。
「エリー」 少年は、その名前を呼んだ。
「はいな」 陽気な声だった。その不自然な言葉を話すエリマキトカゲはすぐそこにいるように見えるが、もちろんいない。おもちゃのメガネに投影されている仮想の生き物に過ぎない。
「そんなに、辛そうな声を出すなよ。やりにくい」 少年は手に持った指輪をどうやってか、手の中で広げたり縮めたりしながら答えた。その輪の中は、眩しくてよく見えないが、広げようとすれば、子供ひとりなど、容易に飲み込んでしまいそうな穴だった。
「お前の代わりに、俺が言ってんだ」 エリーが言い終わらないうちに、少年の手から指輪が消える。そして、子供が一人、忽然と姿を消した。
「探しているんです」 縁の分厚い眼鏡の少年がおずおずと声を出した。
「ふーん」 サングラスに光が反射してギラリと光る。グラさんと呼ばれている、公園のボスだった。
「ひえっ!」 トレーナーの裾をぎゅっと掴んだ。
「探してるんだ・・・」 年齢はわからないけど、その背格好は、間違いなく子供。けれども、自分たちのように守られている弱いもの、とは全く感じなかった。そのふつうではないかっこよく決まった髪の間から、太陽の光が降り注いですべてが羨望の中に消えていった。
「もうすぐ始まるんだよね・・・」 友達がボソリと言った。
「え、何?」 少年は聞き返した。何ってなんだろ。なんと聞き返せば良かったのか。
「『ようこそ』って、声がするんだよ」 友達は天を仰いでいた。
なぜだか、空から光が降り注いでいるようで、迎えが来ているようだった。
「ねぇ、やめようよっ!」 思わず踏み出そうとした足元にバナナの皮が罠のように置いてあって、踏み出せない間に、友達は忽然と消えた。今思えばそれは白昼夢のようだった。その公園への道を考えるのは、もうやめたくなっているのだが、思考が止まらないのだ。気が付くといつも考えてしまう。
公園を覗く大人の気配が、公園に平常をもたらす。
「殺人事件が起きたんだって」「えっ?」
先生のような人だった。お父さんよりも年を取っていて、ネクタイを締めている。入ってこようとするのだ。子どもの顔をして、内側から平常をもたらそうとする。サングラスはかけていなかった。
「近くのアパートで」「怖いですね」「秘密なんだ」「秘密なんですか」「事情があるのさ」「事情」「不審者が出るって、言っても聞きはしないんだ」「子供たちですか?」「そう、子供と大人は理解しあえないんだ」「・・・そんなこと」「いや、君にもわかる日が来るさ」
子どもたちは、様子を伺いながら、平常な子供を演じていた。
「行こうか」「はい」
少年はその時、コンクリートの象の中にいた。
「たっちん、行ったか?」「・・・うん」 たっちんと呼ばれた少年はうなずいた。
「やつら、グラさんを探しているんだ」「グラさん?」 たっちんは思わず聞き返した。
「ああ。地球を救う影のヒーローさ」「影の・・・」 たっちんはまだ小さかったから、ヒーローといえば、輝きに満ちた姿しか思いつかなかった。常に闇は悪の隣にいた。
「そうさ」「なんで影なの・・・?」 たっちんがそう尋ねると、
「グラさんはヒーローとして戦えないんだ」「戦えないの?」
「戦えない。じじょーってやつがあるんだ。でも、大人と渡り合えるのはグラさんしかいない」「じゃあ、グラさんは大人と戦っているんだ」
「そうさ。ヒーローを生み出すのは大人ばかりじゃない。子どもだってヒーローを生み出すんだ。子どもに必要なヒーローを」「子供に必要なヒーロー・・・」
象の中から、公園を見渡した。随分とだだっ広い公園になってしまった。たっちんが初めて遊びに来た時、砂場があった。いつの間にか無くなっていた。池があった。いつの間にか無くなっていた。ジャングルジムがあった。いつの間にか無くなっていた。いつの間にか、何もかもがなくなっていた。このコンクリートの象も・・・。
「よし、行ったか」「うん」 たっちんがうなずくと、もっちんが金色に光っていた象のフィギュアをゆっくりと撫でる。すると、象が半透明となって、輪郭が金色に光りだす。やがてはそれも空気中に溶けて消えて、後には何も残らなかった。
「グラさんは、俺たちに力を与えてくれるんだ」「力を?」
「そうさ。大人たちはこの公園の外の世界をすべて知ったつもりでいる」「うん」
たっちんにも思い当たるところがあった。お母さんに怒られて、そのままこの公園まで走ってきたのだ。たっちんにはたっちんの言い分があったのに。
「でも、このちっぽけな公園の中をグラさんは広げている」「この公園の中を」
「そうさ。これだけの広さ。けれども、俺たちはこの場所で竜との決戦もあったし、雪男とだって戦った。この場所のことは、大人は知らない」
「そうなんだ」 たっちんは、もっちんの話に胸を膨らませた。
「待たせたね」
その時だった。サングラスをかけた男・グラさんが現れる。子どもたちが一斉にそちらを振り向いた。
「タイムマシンの調子が悪かったんだ」 そういって、フラフープを動かして見せた。
子どもたちは手に手に持っている遊具を動かして見せた。その一つ一つが秘めたる力をサングラス越しにグラさんは見る。
「いま、君たちに立ち向かう勇気はあるか」
子どもたちは応じるように立ち上がる。
「君たちは私の下に並ぶのか、それとも、私のように並ばせるのか。勇気を出したなら、面倒事は引き受けなければならない」
子どもたちは応じてうなずいた。
子どもたちの向いた先に、一人の大人がいた。
「今日は君たちの仲間となる男を一人紹介しよう。大人だよ。けれども彼は違う・・・と思っていたのだけれども」 グラさんの表情は、サングラスに隠されていてわからなかった。
「子供たちから離れなさい。・・・それから、君の身分を証明してもらおうか」 道化の格好をした大人は、白々しい仮面をつけたまま、低い声でそう言った。
「残念。・・・逆光仮面だ。常に逆光にして、その正体を知る者はいない。しかし、俺には見える。サングラスをしているからな」
グラさんが言い終わると、子どもたちが一斉に動き出す。
子どもたちのおもちゃがそれぞれ光りだし、大人が光の中に消えてなくなるのを、たっちんは目撃し、グラさんのほうへ振り返った。
さっきの言葉がリフレインされる。
「君たちは私の下に並ぶのか、それとも、私のように並ばせるのか。勇気を出したなら、面倒事は引き受けなければならない」
たっちんは、その公園から一目散に飛び出していった。





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生き残る道を探る30の冬。

なかまくらです。

最近は仕事のことが頭から離れなくてほかのことになかなか手がつかないでいます。

困ったものです。


学校の先生という仕事をしていますが、この仕事はどう変わっていくのでしょうか。

学校の先生という仕事は、技術職だと思っているんです。

教える技術・見出して伸ばす技術・・・みたいな感じでしょうね。

ようは、教育の専門家というやつです。

でも、最近の私の不安は、その道しかなくて潰しが利かないということです。


私が大学で学んだことってもうちょっと潰しが聞くような何かだったんじゃないかなって。

それが、いつの間にかにっちもさっちもいかなくなってしまったんじゃないかなって。

要はいま困っていることは、

「先生でいることに必死になりそうで怖い」ということだと思うんです。

それはある意味では弱みだと思うんです。

弱みがあるから、生徒や社会に付け込まれるし、

そうすると先生っていうのは弱い立場かもしれない。

たぶん、何かの機会によくわからないけど体罰って言われれば、負けるし、

意味もなく例えば、2人で話しているときに突然「きゃー」とか言われれば、負けるし。

そういうカード持ってんだぜ。みたいな。


そうじゃなくて、先生は専門家でないといけない。

企業の人が学校に何かの話をしに来てくれると、生徒は一生懸命聞きます。

その人たちは、実際にそこで働いているホンモノだから。

じゃあ、先生が語る”社会”がニセモノだと思われているということ。


だから、

「別に今は先生やってんだけど、まあ飽きたら辞めるけどね。

 資格とかあるし、仕事には困ってないんだよね」

みたいな感じの先生になりたいような気がしています。


つまり、組織の枠組みに左右されない確固たる個人になりたいんだなぁと思うわけです。

教育の方法の大家になることもその一つではあるので、

別の何かを身に着けるか、教育のトップランナーとして生き残るのか、

そこのところは悩むところなんですけどね。

なにか、働きながらとれる国家資格がないかなぁ。





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