1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

Yシャツの胸ポケット

なかまくらです。

Yシャツの胸ポケットなのですが、


メリット:ものをしまえる。

デメリット:洗濯で汚れがたまる。ボールペンを入れようとしてYシャツを汚してしまう。


調べてみると、海外ではわりと付いていないものらしいですし、

国内でも有名ブランドのYシャツなどにはついていない。

付いていないのは、オシャレでもあるようだ・・・。


うん、とってしまおう


そんなわけで、糸切狭で慎重に、チョキチョキ!

外してしまいました!


・・・それが昨日の話。

本日、さっそくそのYシャツを着て行ってみましたが、

胸ポケットに物を入れようとして空振りすること 2回 


慣れるまでは、何回かやりそうです笑

でも、少しオシャレになった気がして、仕事は楽しく過ごせましたとさ。

おわり。





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「数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ」読みました。

なかまくらです。



「数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ」
イーヴァル・エクランド著  南條 郁子 訳 読みました。

光の反射と屈折の法則について、理解を深めたくて行き当たった最小作用の原理(停留作用の原理)を読み解くために、手に取りました。

自然は、作用(m∫v ds)を最小化するように運動を決定しているのではないか、と考えたモーペルテュイから始まる壮大な科学の取り組みを記述した本。自然界を統一的に表すことのできる究極の理論があるのではないか、と理系で学んだ私ももちろん思っていたし、いまでもワクワクするテーマで、それに挑んだ科学者、数学者たちの軌跡にワクワクしました。

解析力学をもっとちゃんと学んでからもう一度読んだら、理解が深まるような気がしていて、それが残念でした。
そのほかの残念な部分としては、著者がモーペルテュイのことが嫌いなのか、結局、最小作用の原理は何の役にも立たないかの如く扱い続けるために、最小作用の原理は結局正しいのか正しくないのかよくわからないまま最後の最後まで進んでいってしまうことです。最後の結論で一言触れられなければ、最小作用の原理などというものは結局存在しなかったんだな、と読者は結論付けてもおかしくないな、ということと、後半、社会の最適化についての議論へと進んでいきますが、数学的な議論から離れてしまい、哲学的な何かになってしまうため、著者の考えを聞かされているだけになっている気分で読み進めることになったのが、惜しいな、というところでした。
ガリレオの振り子の等時性の話といい、興味を途切れさせないで中盤まで読めただけに、終わり方は少し残念でした。





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「ムーンフォール」観ました。

なかまくらです。

「ムーンフォール」観ました。アマプラ独占配信。



デイアフタトゥモローやインディペンデンスデイで有名なローランドエメリッヒ監督の新作です。


あらすじ。

ハーパーは英雄的な宇宙飛行士であったが、事故で同僚をなくしてしまう。

しかし、ハーパーはその事故には未確認生物が絡んでおり、過失ではないと主張し、

宇宙飛行士としての立場を追われてしまう。

それから10年。家族とも離別し、酒浸りの日々を過ごしていた。

そこに、ハウスマンと名乗る男から連絡が入る。

月の軌道が急速に変化しているというのだ。

このままでは地球に衝突するが、NASAは取り合ってくれない。

月は、巨大な建造物で、その建造物に何らかの異常が起こっているのだとハウスマンは主張する。

荒唐無稽なそれを訴えるハウスマンをハーパーは、一蹴する。


しかし、SNSに拡散されたそれに対して、NASAが会見を開いたことで、

ハーパーは考えを変える。しかし、NASAを追われた身で何もできないハーパー。

そこに、かつてのクルーの生き残りが現れる。博物館に飾られたスペースシャトルで宇宙に行ってくれ。

敵性の宇宙生命体は電子機器の発する電磁波を感知して攻撃してくるため、電子制御なしで月へ近づける凄腕のハーパーの腕が再び必要になったのだ。

EMP爆弾を積んで月へ向かう3人。

月内部は白色矮星を動力源とする機械となっており、その中枢でハーパーは人類が別の星で栄えており、そのときに暴走したAIが機械生命体として今、地球の人類を滅ぼそうとしていることを知る。

月の技術も加わってパワーアップした宇宙船と爆弾で機械生命体を破壊し、

地球の危機は去りましたとさ


というお話でした。

ありがち! これぞB級!な映画でした。こういうテンプレのB級映画、嫌いじゃないです。

ハウスマンみたいな、オタクっぽいキャラクターが言っていたことのほうが本当は真実で、活躍する!みたいなのも、ほんとありがちなんですが、楽しい展開。

考えることもなく、ぼーっと最後まで楽しめました。


おわり。






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青写真を描く

なかまくらです。

夏休みですが、今年はひたすら仕事を進めています。

転勤して、進学校に来たため、授業のプレッシャーが大きいのです。

生徒達の少なくない人数は1年生から塾に通っていますし、

授業で教えているところなんてずっと昔に終わっている生徒もいます。

塾に行っていなくても、講義の代わりに市販の参考書を読んでいたり、

配った演習プリントの代わりに、配った問題集をひたすら進めている生徒もいます。

さ、殺伐としているぞ!?

前任校では、今日は実験ですぞ!と実験したり、

ちょっと大変な証明をみんなで乗り越えるぞ! おーっ!

みたいな感じで授業を進めていたのに、

実験道具は何があるかまだ把握できていないし、

生徒は値踏みをするように授業を受ける感じ。もっと楽しみたいな。

と思う反面、確かに、私自身も当時、物理とか数学とか、

「ああ、この先生の授業はいいな」とか「この先生は合わないな、この教科は塾の先生の教えてくれた方法で行こう」とかやっていたので、そういうものなんだろうなという少し懐かしい感覚でもあります。

けれども、そのままにするのがいいわけではないので、

塾を部分的にでも上回る部分を作るしかない・・・。

そのためには、教材研究が大事で、「あ、今日は時間が来たのでここまでです」

ではもちろんだめで、「時間が来たから」ではなく「今日学ぶ予定のことが終わったから」授業が終わりになるようにしないといけない。

そのために、この夏休みは、およそ140回程度あると思われる「物理」の授業で毎時間どこまで進んで、どの問題を解いて、どんな課題を解決したいかをExcelで一覧表にする作業をしています。

完全に青写真。

けれども、青かろうがなんだろうが、なければ始まらない。

今日から34歳。30年後はこの仕事をやっていないのかも。

時間がない。やれることをやれるだけ、やるのです。そんな夏休みが来ています。





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先を行く人5:入試問題に対する不勉強

なかまくらです。

転勤しまして、進学校におります。

そこで、教員人生で初めて入試問題と真剣に向き合う夏休みが来ています。

そして気づいたのは、全国の大学入試で着々と日常的な題材を取り扱う準備がされているということです。

共通テストでは、波の反射をダイヤモンドのカットの角度で取り上げていますし、

2次試験でも、測定機器を題材にしたりしているようです。


特に、面白いのが、単科大学です。

東京海洋大学では、頻繁に波や海をテーマにした題材が出ていますし、

東京慈恵会医科大学では、心臓を題材にした熱力学のサイクルの問題や、血液を超音波機器で測定するドップラー効果の問題なども出ています。

滋賀医科大学も、人体をテーマにした意欲的な入試問題を例年出題しています。


物理基礎ならできるけど、物理ではちょっと・・・なんて、甘ったれたことを思っていましたが、そうではないのですね。勇気づけられる思いがしました。

物理は骨董品ではなくて、世の中のいろんなものが実は物理的に考えることができるはずなのです。

その面白さを伝えられるように、夏休みは頑張って教材研究をしようと思うのでした。

おわり。





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