1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

気柱振動のおもちゃ

なかまくらです。

私ね、100円ショップ好きなんですよね。

なんでって、こういうおもちゃがあるから。



縦笛の中に水がためられるようになっていて、この水を抜いていくと、

次第に音が低くなっていくというおもちゃですね。

音の高さは、その音の振動数によって決まっています。

振動数が高ければ、音は高く聞こえ、低ければ音は低く聞こえます。

人間の可聴域は20Hz~20000Hzだったかな。

この、振動数というやつは、(音の速さ)/(音の波長)で求めることが出来ます。

そこで、音の波長を求めたいわけですが、通常、高校物理では、

以下のように求めます。



水面が下がっていくと、あるところで、定常波(時間が経過しても進行しない波)

が出来ます。このとき、音は大きくなるのです。

次に、水面をさらに下げていくと、再び音が大きくなる場所があります。

このふたつの音が大きくなる位置の差は、1波長(λ)のちょうど半分に等しいのです。

そこで、ふたつの位置の差をLとすると、波長λ = 2L と求めることが出来ます。

しかし、実際はどうでしょうか。

本当に、リコーダーで音は大きくなったり小さくなったりするのかな?

やってみると、まったくもって、そんな風ではないのです。

これは、単純に、上の説明は、音源が単一の振動数の音のみを出してくれるからでしょうね。

そうではない場合には、振動数は、様々な音が含まれていて、

そのうちから、もっとも、筒の音が大きくなる振動数(固有振動数)に一致している

音だけが生き残るんじゃないかなと、予想できますね。合っている・・・かな。

ああ、やっぱり物理は面白いものです。





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