なかまくらです。
ゴールデンウィークには、是非とも、今書いてる戯曲を仕上げようと思っていたわけですが、
うまくいかず。
何故だろう・・・と考えてみると、
アニメが面白いし、小説が面白いし、映画が面白いからじゃあないかってことに
気付いたわけです。
何故作るかって?
それは、乾いた土を湿らせるように、
飢えや乾きを感じるからなんですよ。
自分を満たしてくれない物語に、ちょい足ししてみるところから、
物語を作るということ、想像力をはたらかせるということは、
始まると思うのです。
だから、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのドット絵で、
昔の人は、いくらでも冒険ができた。
ところがどうだろう。
グラフィックが進化して、幻想的な世界は私たちの前に現れたわけですが、
そのかわりに、想像の世界を冒険することはなんだかひどく難しくなってしまった。
そんな気がします。なぜなら、想像の世界は、知識によって支えられるものですが、
写真でしか見たことのない風景を、ドット絵に重ね合せることはできても、
すでに見たことのない映像風景がゲームの中で顕現していたら、
それを超える映像体験が、想像の中でなかなかなしえなくなっているのだと思うのです。
だから、面白い物語がすぐそこにあって、
私が面白い面白い思っているうちは、
なかなか新しい物語を生み出そうと思えないんですよね。
知識を蓄えて、映画の内容+αを見出さない限りは。