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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

なんかかきたーい

崩れ落ちる兵士を表情のない目で見つめた王女は、

それを成し遂げた使い魔の元へと歩を進める。

「行くなっ!」

剣を大地に突き立て、必死に上体を起こそうとする一人の兵士。

その精悍な顔、真っ直ぐな瞳。その奥に湛える意志の強さ。

王女は薄く笑い、

「もう少しあなたが・・・いえ、なんでもないのよ。もう忘れて。」

と言った。

2年前の出来事である。





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