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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

広島大学演劇団 学祭企画2011  〜Theatre Cafe〜 に行ってきました

なかまくらです。

広島大学演劇団 学祭企画2011  〜Theatre Cafe〜 に行ってきました。


今年は大集会室でやれたようで、広々でしたが、お客さんもたくさん入っていて良かったですね。

そして、はじめてお客さんとして、喫茶に入りましたww


さて。


今年は6本の短篇で、去年より一本多い(!)。

みんなが頑張って書いたのはいいことだと思います。

芝居だって、やるばっかりじゃなくて、

生み出す苦しみをたまには味合わないと。芝居をすることもでも、生み出すことだと思うんですけどね、ということはおいといて、


うえからじゅんばんにだいたいで。。。
ざっと、
(注:あくまで個人的な感想ですよ)






「プレイ」


プレイ。タイトルはもう、まったく惹かれないのですが、まあ、とりあえず。

あらすじ。

何でも屋を営む大学生二人組。

そこにパワハラの相談にくる女子大生。明かになる先生とのイケナイ関係。

ところがふたりは両思い。ふたりの悩みを解決して・・・ハッピーエンド・・・とならず、なんだか不気味に終わる。



結局、それぞれ、みんな自分に都合の良いように生きようとしている人間図があったように思いました。

はい。
最初らへん。楽しげでコミカル。だけど、なんか勢いが足りない。声が前から後ろに流れて行って終わり。

外でやってるわけじゃないんだから、もうちょっと声出そうよ・・・なんて。

平田さんは上手。でも、ふたりとも、声小っさ! という感じでした。まあ、初っ端だったからね。2回めとかは改善されてるのかも。

切り替えは、ラストシーンを暗示するようなふたりの関係(笑)でしたが、

ちょっと唐突すぎというか、本編の流れと関係なく、突然挿入されるので、毎回何事かと思いました。

場点をうまく使っているという意味ではすごい良かったんですけどね。

歌ったり、叫んでるところは、それでも多少テンション高くて良かったです。

ただ、全体的に、なんとなくどっかで見たような絵の組み合わせかなぁ、と思いました。

まあ、面白かったかな。おわり。






「PEEP」



タイトルは今回の中で抜群。なんか、気になりました。

あらすじ。

とある場所に大学生は集まる。暇だから、怖い話をする。

髪が勝手に伸びて、血を流す人形がいるんだって。でも、みんなだんだん慣れて、気づかなくなっていく。

クッキングの動画は邪道を走る。

駄弁って彼らは一日をその部屋で過ごす。

帰り際にその部屋には、一体の人形がいる。知を流す人形は、「知る」を流した。



みたいな感じ。何にも起こらないフィクション。という感じのお話でした。

別に、これを描こうとか、題材がこれで、とかない感じ。ごちゃごちゃしてて、話題は次々移り変わっていく。

過ぎたものに興味はない。そんな感じがうまく言い表せないけど、好きでした。

ただ、なんとなくそれぞれのキャラがん~~~なのと、声が出てない人が多かったのが気になりました。

毛利さん、すごい。中野くんなんか体格と声・・・というか、ベースになる部分のキャラがちぐはぐな感じ。ギャップ萌えよ! 森岡くん嵐の二宮くんに横顔が似てる。しゃべり方も何となく。テンポがもうちょっと、と言う感じでした。なんか最初ぐだぐだで、入りは全然でした。

おわり。




「紫陽花の咲く頃に」


タイトルひぐらしもじったのか。と、なんとなくB級映画とかを想像してしまう。う~ん、

あらすじ。

旦那様にお茶を出した使用人は、面白い話をせよ、と言われる。

ーひとつだけ、面白い話がございます。

使用人はかつて使えていた女主人のことを語り出す。

女主人は息を引き取る間際、この花を別れた主人に届けておくれ、と使用人に頼む。

使用人は主人に忠実に、花を届けた。


という、ミステリー。


ふーむ。世にも奇妙な物語みたいな、そんな感じの印象でした。

言葉が多くて、ちょっと難解でした。というか、ついて行くのが大変でした。もうちょっと同じ情報が繰り替えされて、見ている人に浸透していくとわかりやすいのが演劇ですが、あまりわかりやすかったらミステリーにならないのは悩みの種ですね。

ただ、ふたりの入れ替わりで、使用人が主人を毒殺する様子は演劇の表現がうまーく活かされていて、ちょっと感嘆。おお、と言う感じ。でした。

二人共熱演でしたが、キャストはもうちょっとだったような・・・。和泉くんは巻き舌ができないだろう~と、勝手な予想。平田さんは、声がばっとでるので、声が消え入らないのがもったいないなぁー、と言う感じでした。

おわり。



「BACK HOME 島根」


島根ネタのふたりのメロドラマ

でした。大げさな演技が良かったんじゃないでしょうか。
それにしても、短けww おわり。




「改訂 ぽりすぼっくすくらいむ」


あらすじ

ぜんちゃんは、交番勤務のぐうたら警察官。ひろちゃんは、その後輩。

10000千円を届けにくる銀行強盗。爆弾魔の復讐。

交番で色々起こる!


と言う感じ。

春の改訂版。ん~、まあ、春に見たしなぁ・・・という感じでした。

なんというか、ちょっと無駄に長い。全員に焦点を当てようとしすぎって感じでした。ショートショートなんだからストーリーあるなら、もうちょっと当てる人を絞ろうよ、という感じでした。爆弾処理したら、はい、ハッピーエンド!
って、すき屋の牛丼くらいの速度でオチに向かってほしい、個人的には。

見たのは一回目ですが、何か色々と危ない!

白井くんも藤井くんも勢いがあって、楽しい役者なのですが、小道具ともうちょっと友達になろう~~という感じでした。二人の会話は楽しめました^^。ちょっと話の移り変わりが変だけど。ともあれ、小道具がうまく行けば、おおまかなストーリーはよくできてると思うので、面白いんじゃないですかね。
おわり。



「捨てられないものが多すぎる!!」



捨てられないものが多すぎる!!

カップルは同棲して、捨てられないものがお互いにある。

大切なものが役に立つものである必要はないんだ。



これも、内容がですね・・・・。ええ。

これ、同じ題材で今年書いていたんでまあ、読めてしまったのです。。。ううむ。

まあ、アイディアは面白いのだけれど。

扱い方は、さすがの三村さんの脚本で、演出なだけあって、絵的に面白いし、

役者のレベルが一番高くて安心してみられました。

完成度は一番高かった。

ただ、もうホントにタイトルと紹介文から内容は最後らへんまで大体読めてしまったのが残念。

こういう一発アイディアものって、扱い方に気をつけないと、序盤に最後の展開までその言葉に乗っかって流出しちゃうんですよね。

そう思って、私はボツったのですけれど・・・。ステレオタイプの中にも、ちょっと驚く展開があったらいいのにな、って思いました。第三者(の価値観)がでてきたら、もうちょっと面白かったのかなぁ。
という感じでした。まあ、自分も考えていたアイディアが、別のところにもあって、形になったものが見れて、勉強になりました。というか、書いてた云々は、一番最初にメディアに出したもん勝ちなので、恨みっこはなし、というものです。






ふぅー。

というわけで、観てきました。大阪から皆さん来られていて、

16さんや15さん、17さんの方に久しぶりにお会いできまして、よかったです。


今年の大学祭は喫茶メインだったのかな、とちょっと思う感じでした。

ちょっとパンチ! とかキック! が足りない印象を受けました。

喫茶たのしんでるか~い!? Yeah!

ちょっと、ここらで演劇、いってみようか~!

みたいな。

個人的には井手口さんとか、今雪さんとか、中野くんとか(中野くんは勝手にうまくなっていると思っているだけですが・・・)、ちくっとひとを傷つける部分をうちに秘めてる作がみたかったな、と思ってみたり。個人的に読ませてくれないかなぁ~~~  |y *~*)チラリ


まあ、その年々、参加者にも、演劇団というサークルにもカラーがあるわけで、

今年、主催した子をはじめ、運営側が作りたいものはできた・・・・のかな?

それができていれば、いいんじゃないでしょうか。どうなんでしょうか。


まあ、私の趣味とはあっていないということで。それはちょっと残念なんですが、個人のはなし。

そのためか、辛口っぽくてごめんなさい。


まあ、最初にも言いましたが、いろんな人が何かを無から生み出すという、原点ともいえるところに立ち会って、立ち向かったことはいいことだと思うんです。そういう経験の場として、よかったんじゃないですかね。というフォローをしてみる^^;


それでもまあ、私の主観からしたら、一番面白かったのは「プレイ」だったかな。





さて。

代表の井手口さん、並びに副代表の藤田くん、それから、参加していた劇団員の皆様、お疲れさまでした。

たくさん演劇を観られましたよ。


というあたりで、


ばいばい。





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