なかまくらです。
広島大学演劇団 劇団皐月 dolls' Dream を、観てきました。
表紙は誰の趣味だwww
場所は、演劇団初の福利会館。劇団夏草で、卒業講演の通しをやったときを思い出しました。
あの時は、「このシーン、眠いね!」とか、演出として、もはや・・・なことも言ったりして、切羽詰まってました^へ^
さて、今回のお芝居は、2本だてでした。一本ずついってみよう。
ひらひらさん
あらすじ
男は、引越をしていた。荷物を運び出していくと、最後に小さな箱がひとつ残った。その箱は何故か異常に重く、中身を観てみると、ところが古びた人形がひとつ出てきたきりであった。男はその人形をみて、昔付き合っていたひらひらさん、という彼女のことを思い出していた。
んー、ぼくの感じた感想。心の中に仕舞ってあることというのは、知らず知らず心を縛り付けているものだけれど、思い返して開けてみれば、そこに大したものがあるわけでもない。という感想を持ちました。合ってるのかは分かりませんね。ひらひらさんぽい手とか、出てきたけど、うーーん、なんかべつに。
というわけで、山田さん作・演出の「ひらひらさん」でした。なんと驚くことに、新入生の1年生の一人芝居でした。うわーお。
でも、器用に演じていましたよ。なんか素っぽい。そういう演技できるのって、いいなって思う。
お話は、ちょっと山田節が見えてきたかもしれない、という印象。中身を裏返して全部見せないような作りのお話なのは、好印象。でも、ある意味この狭い中で完成されていて、これ以上長いとたぶん辛い。2000字くらいの短篇小説を読んでる気分。それが表現したいことなら、今十分おもしろいので、この路線で頑張ってください。長くするなら、ちょっとこのままじゃ難しいだろうね。
人恋
あらすじ
人形は夜のステージで、人形使いと踊る。人形は、人形使いが好きだった。人形が昼間置かれている倉庫に女の子が遊びにくるようになる。人形と女の子は毎日のように一緒に遊んだ。そんなある日、人形は人形使いを見つめる女を見つける。見れば、人形使いもその女を優しそうな目で、見ているではないか。人形は、赤いドレスを着て、赤い血の流れる、人間になりたかった。そうすれば、人形使いに振り向いてもらえると・・・そう思って、女の子に、手をかける。
人形は、自分が好きで踊っていたんだろうなぁって、思いました。ぼくがこれを長編にするなら、そこを掘り下げる。
またもや、主演は新入生の子。ていうか、会場行ってみたら、知らない顔ばっかでビビった。3年くらいタイムスリップしたくらい知らん顔ばっかだった。どうも、大量に1年生が入ったみたいですね。いいことです。
頑張って台詞喋ってました。役にちょっと助けられたかな。まあ、でも、たくさん台詞ありましたから、よー頑張ってましたよ、ええ。でも、あんまししゃがむ役はやらんほうがいいね(笑)。ぱきっ、が気になるww
白井くんは操りの手の位置とか頭撫でる位置とかが低すぎて、全部人形役の子にかぶってて見えませんでした。ゲネで気づいてやってよ、押目さん(笑)。あと、なんか新しい紳士を模索したらいいと思う。動きが同じになってきた。
山田さんは、よくでてきますねー、最近。壁からにゅっと顔を出すのが不気味でした。あんまりキャラクター性の掴めない進行上にいたお地蔵さんみたいでちょっと残念。あの子誰なのかしら。
押目さん、作・演出「人恋」でした。うーん、ちょっと真面目過ぎると思いました。もう少し砕けたところがあればいいのにね。
みんな上手にやってました。まあまあでした。
ただ、ちょっと器用だね。貧乏に気をつけて。
ひらひらさんの方が好きでした。
おわり。