なかまくらです。
「本能寺ファウスト天」観ました。
広島遠っ!! 片道6時間ですってよ。
さて。お芝居は、なんと3時間。長い!笑
あらすじ。
地獄に落ちた織田信長、そして、現代人の自殺者、森武士(たけし)。
信長は生きたいと願いつつも死に、森武士は死にたいと思って死んだ。
地獄はそれはもう地獄で、それを脱出しようと森武士ほか11人くらいが脱走する。
それを捕えようとする番人、徳川家康、源義経ほか。
地獄から現世への逃走に協力する織田信長。
森武士が、仲間との絆の中で心を強く持ったとき、剣を得て、森武士は地獄を脱出する。
ところが、帰ってみた現世は、大江戸幕府が国を乗っ取っていた!?
幕府を牛耳る徳川家康の子孫。悪い奴だ。
ところが、これまで共に戦ってきた仲間たちも、それぞれの思いに敵味方に分かれて、
戦うことに。
森武士らは、元の生活を取り戻せるのか!?
みたいな感じでした。
う~~~~~~~~ん!
シーンごととか、話の大まかな流れは面白いんですが、長い!
そして、キャラクターが多すぎて、それぞれの印象が薄くなってしまっていて残念でした。
もう少し普通のやり取りがあってその上に分かりあえたらなぁって、そう思いました。
森さんの脚本は、本当にいつも真っ直ぐなんですね。その真っ直ぐさはすごく好きです。
森さんのやりたいことをやる劇団なのでしたら、それでいいのでしょうか・・・。
そのあたりは私には推してはかるしかないわけですが、
プロデューサー的な人が、侍にいるのかな? って、考えてしまいました。
スタジオジブリには鈴木俊夫さんがいて、こうしないと儲からないとか、
尺はこれだけにしてくれとか、そういう制約をつけるひとがいるんでしょう。
そういう制約が案外もっと面白いものにしてくれたりするんじゃないかって、
そう思ったりします。そうやって、
できたものに意見を言う人が居る(のかわかりませんが)ほうが、
もっと面白くなるんじゃないかなぁって思いました。
とにかく、前半だけでもう、満足! って感じでしたが、
後半は後半で面白い。ただ、前半のほうが、ダンスとか小ネタとか、
作り込まれてるかなぁって感じがしました。後半は、勢いで持ってかれた感じでした。
それぞれを、あと30分ぶんくらい登場人物を深めたものが観たいって気持ちが
結構ありました^^;
この公演は侍エレクトリカルパレードさんの第10回の記念公演だったんですよね。
社会人として働きながらここまで続けるということにはただただ感心します。
仕事をしながら、エネルギーの爆発みたいな侍さんのお芝居を演じる劇団員の皆さんの
生き生きとした姿には、勇気をもらえますね。
お疲れ様でした。