なかまくらです。
容疑者 χ の献身 観ました。
あらすじ
天才物理学者、湯川学は、科学の対象となりえるあらゆる現象の解を導き出すことに興味がある。
その才能は、警察が抱える難事件をも時に解決してきた。
ある母娘は、離婚した男に付きまとわれていた。
ある時、家をつきとめ、上がりこんできた男ともみあいになり、殺してしまう。
その様子をアパートの隣の部屋で聞いていた男がいた。
湯川の旧友、天才数学者・石神であった。
隣人に人並みならぬ好意を持っていた石神は、その頭脳のすべてを駆使して殺人を隠ぺいしようとする。
警察に協力を依頼された天才物理学者・湯川と、天才数学者・石神の静かな戦いが始まるのだった。
みたいな感じでした。
うん、面白かったです。
エックスとは、ギリシャ文字で充てれば、「χ(カイ)」すなわち、「解」?
χ = i
「解」=「愛」?
そんな言葉遊びを感じながら、見始めましたが、石神の見出した「愛」という「解」にいたく感動させられました。
不器用な男が見せるその行動、天才物理学者が見せるその行動。
どちらも、天才科学者とはかけ離れた、不合理な、人間らしい葛藤であり、
「解」と「愛」の間に揺れる様子が、丁寧に描かれていました。
福山雅治、堤真一が熱演でした。