なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)
なかまくらです。
ホビット ~思いがけない冒険~ 観ました。
あらすじ
フロド・バギンズの父、ビルボ・バギンズは、ある冒険の末、偉大なる指輪を手に入れることになる。
その冒険のはじまりは、一人の魔法使い、ガンダルフの訪れによるものだった。
かつて。
ドワーフは、エンドールにて金を掘り、見事な技術で装飾品へと変え、栄華を極めていた。
しかし、金を好む火竜アラゴグによって故郷は奪われてしまう。
それからというもの、ドワーフは流浪の民となったのだった。
その旅の途中、ドワーフの王はオークの王であるアゾグによって倒されてしまう。
その時、ドワーフをまとめ上げたのが、その孫、トーリン・オーケンシールドであった。
ビルボの家には13人のドワーフと魔法使いガンダルフが集まり、
エンドールに入る秘密の抜け道を探していた。
その旅の仲間として、
ホビットであるビルボをガンダルフはなんとなく必要であると予感し、連れ出すことにしたのだ。
彼らは、アゾグに追われ、エルフの領地である裂け谷を訪れる。
旅の途中、闇の勢力が力を増してきていること、をガンダルフは訴えるが、
エルフ、そして白の魔法使いサルマンは相手にしようとしない。
ガンダルフは言う。サルマンは闇の力を止めるためにはさらに大きな力で押さえつければよいというが、
ワシはちょっとした些細なことが重要なのではないかと、考えておるのだ、と。
ドワーフの指導者・トーリスは、ホビットであるビルボの貧弱さを足手まといであると言った。
自分の身を守れないようでは困ると。ビルボにとって旅は過酷なもので、彼にとっても限界であった。
ガンダルフは、一振りの剣をビルボに渡す。それは後に”つらぬき丸”と呼ばれる剣で、
オークがいると、青い光を放つのだ。
ドワーフ達は、オークたちに捕まってしまう。
ところが、オークたちは賢くないために、ビルボはこっそり抜け出すことができた。
しかし、ビルボは洞窟のそこまで落下し、そこで、ゴラムと出会う。
ゴラムはビルボを食べようとするが、ゴラムの落とした指輪で透明になったビルボは間一髪逃げ出す。
ビルボはそのまま逃げ出そうとすることもできた。しかし、彼は、故郷を取り戻す手助けをしたい、と、
一行と旅を続けることにしたのだ。
そこに現れるオークの王、アゾグ。彼らは追い詰められ、
アゾグとトーリスは一騎打ちになる。
トーリスがまさに首を刎ねられようとしたとき、ビルボが敵のオークに飛びかかったのだ。
彼らは間一髪逃げ延び、
トーリスはビルボに許しを請い、旅の仲間と認めたのだった。
つづく。
というお話。
まさかのシリーズだったという(笑)。
聞いてないよ~笑
でも、面白かったです。
3時間もあったのに、あっという間でした。
ホビットとして温厚に生きてきたビルボが外の世界で出会う様々な出来事。
中つ国を治める人々の思惑。
ロードオブザリングの番外編的な感じなんだろ?
と思っていると、度肝を抜かれます。
奥深い物語。キャラクターの感情。とても良い映画でした。
最後に、インタビュー記事を一部転載しようと思います(全文は、続きに)
――世界中で様々な紛争が勃発したり、大変不安定な国際情勢の中、こうしたファンタジー作品はより強く人々に求められているのでは無いでしょうか。
アンディ・サーキス:今の様な時代ではファンタジーが持つ自由さは増していると私も感じています。政治が混乱し、宗教問題が激化する中で、唯一変わらないのは「ストーリーテラーを欲する私達」であって、映画を通してモラルやこう生きるべきという指針を示して欲しいという気持ちがあるのではないでしょうか。もちろん、エンタティメント性も高く求められていますから、現代はファンタジー作品にとってルネッサンス期であると言えるでしょう。
ファンタジーを書くものとして、影響を考えざる負えない言葉でした。
おわり。
http://getnews.jp/archives/278453 ←ここから転載
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作を手掛け、アカデミー史上最多受賞を果たした巨匠ピーター・ジャクソン監督が放つ、新しい“指輪”の物語『ホビット』。第1部となる『ホビット 思いがけない冒険』が12月14日よりいよいよロードショーとなります。
12月1日(土)には“ジャパン・ホビット・フェスティバル”と銘打ち、キャスト、スタッフ陣が来日を果たし、都内で来日記者会見とジャパン・プレミアを開催。大きな盛り上がりを見せました。
今回、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでフロド・バギンズを演じたイライジャ・ウッドと、同シリーズのキーとなるキャラクター、ゴラムを務演じ、『猿の惑星:創世記』のシーザー役など、世界を代表するモーション・アクターであるアンディ・サーキスにインタビュー。映画についてお話を伺って来ました。
――『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』から約9年の月日を経て、新しいファンタジー大作『ホビット』の公開を日本のファンも楽しみにしていました。キャスティングされた時の感想をお聞かせください。
イライジャ・ウッド:『ホビット』は『ロード・オブ・ザ・リング』よりも過去の物語で、フロド・バギンズは生まれてもいないわけですから、キャスティングされたことは本当に驚きました。まさに“思いがけない出来事”です(笑)。けれども、そうした驚きのキャスティングから、ストーリーのつなげ方がとても美しくて、全く新しいアドベンチャーが飛び出すという作りは非常に素晴らしいと思います。
アンディ・サーキス:『ホビット』が制作されるのでは無いかという予感はずっとあって、私がモーションアクターを務めた“ゴラム”もきっと戻ってくるのだろうと思っていました。けれど、実際に映画化されますという知らせを受けた時は本当にエキサイティングだったし、『ホビット』は子どもの頃に初めて読んだまともな本だったので、一番印象的なシーンを演じる事が出来たのは最高の経験です。
――『ロード・オブ・ザ・リング』が完結した後、しばらく役からは遠ざかっていたわけですが、勘はすぐに戻すことが出来たのでしょうか?
イライジャ・ウッド:『ロード・オブ・ザ・リング』3部作には、とても長い期間携わっていたので、撮影が終わった後も、フロド・バギンズの存在をどこかゴーストの様に自分の中に感じていて。特に『ロード・オブ・ザ・リング』は映画の一作品という枠を超えて、ポップ・カルチャーの一種になっていて、フロドも僕だけの物じゃなくて皆の物だと思っているので。その良い意味で影の様にいつも自分についてくる存在で、一番良い経験、勉強が出来た作品だったので自分にとっては特別な存在です。
でも今回の『ホビット』での出演は、壮大な冒険をはじめる前のイノセンスな状態なキャラクターでしたから、楽しく演じることが出来ました。制作の初日には衣装を着て、自分で鏡を見て「あ、フロドだ!」と思っていたのですが、実際に撮影がはじまると非常にナーバスになってしまったんです。なぜかというと、あまりにも慣れ親しみ過ぎて、リラックスしていたんだけど「これは演技しなきゃいけないんだ!」と改めて気付いたからです。久しぶりのフロドでしたが、ちゃんと自分の中に戻ってきてくれました。
――“ゴラム”というキャラクターも、今やファンタジーを代表する存在となっていますよね。
アンディ・サーキス:『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の撮影を終えた後は、「これが自分にとって最後の3Gキャラクターになるだろう」と思っていたのですが、ピーター・ジャクソン監督から『キング・コング』の話をもらって、主役級の大きなキャスティング「えー!」ととても驚きました。
今回再びゴラムを演じるにあたって、イライジャが言っていたのと同じで、『ロード・オブ・ザ・リング』はもうポップ・カルチャーの一つで、普段からゴラムのモノマネなどをよくしていただいたり、「ゴラムの声をやって!」とリクエストすることも多いので、自分にとっても特別なキャラクターです。
――『ホビット』の撮影で一番印象に残っている事は何ですか?
アンディ・サーキス:『ホビット』の撮影で面白かったのは、技術がすごく進化しているという点です。『ロード・オブ・ザ・リング』の時には、一度キャスト達が撮影を終えた後に、同じセットでモーション・キャプチャー用の撮影をしなくてはいけなかったんですが、今回は一回で済んでしまうんですね。一回の撮影で顔筋の動きまで記録することが出来るので。
――アンディさんは今回ゴラムを演じるだけではなく、撮影第二班の監督を務めていますが、ピーター・ジャクソン監督からはどの様なアドバイスを受けましたか?
アンディ・サーキス:「カメラワークによっていかにキャラクターが活き活きするか」ということを教えていただきました。ピーター・ジャクソン監督は、ストーリーテラーにおいても、キャラクター設定においても真実を追究したいと考えている映画監督で、「どうだこのSFXすごいだろ!」と言いたい方では無いんですね。どんなに派手な演出をしても、監督がキャラクターのことを考えていなかったら観客はついてきてくれないという事がよく分かっている監督です。
――世界中で様々な紛争が勃発したり、大変不安定な国際情勢の中、こうしたファンタジー作品はより強く人々に求められているのでは無いでしょうか。
アンディ・サーキス:今の様な時代ではファンタジーが持つ自由さは増していると私も感じています。政治が混乱し、宗教問題が激化する中で、唯一変わらないのは「ストーリーテラーを欲する私達」であって、映画を通してモラルやこう生きるべきという指針を示して欲しいという気持ちがあるのではないでしょうか。もちろん、エンタティメント性も高く求められていますから、現代はファンタジー作品にとってルネッサンス期であると言えるでしょう。
――どうもありがとうございました!
『ホビット 思いがけない冒険』
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehobbitpart1/
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