なかまくらです。
私が好きな小説のNo.1は、十二国記というファンタジー小説のシリーズです。
人生でもっとも私と言う人間を形成している本だと思います。
その中に、こんな一文が出てきます。
「きっと、せのびをしたいんだと思う」
遠く離れた友人に、書簡をおくるとき、
今の自分のいろいろな大変はさておき、
元気でやっている、とだけ書いて送る場面。
そんなことを言うのです。
せのびはしたい。
でも、
社会人はせのびをしないといけないことが多い。
それはしたいせのびじゃなくて、しないと渡っていけない世の中だからする背伸び。
背伸びをしないといつまでたっても背は伸びないだろうけれども、
背伸びばかりじゃ疲れてしまうし、
私はあんまり好きじゃない。
背伸びをして描いた小説は身の丈に合っていないのが見えて、
たいがいつまらないものだ。
そんなつまらない仕事をするために、
毎日遅くまでやっているわけじゃない。
ああ、
ストレスはだいたいは同僚との人間関係です。自分を含めてのね。
ちょっとしたストレッサー(ストレス源)を勝手に増幅する装置がついてるんですよ。
たぶんね。相手はそんなの知らないから、ちくちく燃料を投下してくるわけですから、
困っちゃうね。
やんなっちゃうね。