なかまくらです。
「アゲイン」と言う漫画が今、楽しみで毎週待っています。
週刊少年マガジンで連載中の漫画で、
つまらない高校生活を過ごしてしまった男が、3年前にタイムスリップする話。
今は、文化祭の演劇をやろうというお話が進んでいて、そろそろクライマックス。
私が演劇をしていたこともあって、なんだかとってもわくわくするんですが、
なにせ、その文化祭のお芝居のタイトルが「しにたいミュージカル」なんだって。
練習で、こんな歌詞をうたってます。
「生きててなんも いいことないとか いつも言っちゃう けど――――
そこまで 追い詰められてる 訳じゃないんだ ごめんね――――
誰かに いらないって 言われた訳じゃ ないし――――
食べるのに 困らないし― 寝る場所も あるのに―
毎日生きてて なんもいいこと ないって言っちゃうの ごめんね――――
誰にもジャマなんて言われてないのに――・・・
ジャマなのは・・・ 割り切れない・・・
自分の感情だけ なんだ・・・ぜ・・・」
なんだろう、どろどろとしてる心の中身をさらけ出すように、吐き出すように
描かれていて、どこかバカバカしいんだけれども、
こんなバカをやれれば良かったし、こんなに正直になれればよかったのに、
そうしたら、いろんなことがついてきたんじゃないのかなぁって、
思わされるのです。今だって思う。バカって大事だ。
「しにたい」って言うだけで、なんだかすごく楽になっちゃって、
身体の内側に閉じ込めていた思いを言うだけで、また生きていこうって思えたりとか、
そういうのってあるんだと思う。「しにたい」って言うけれど、応援歌。
後ろ向きだけど、前向きなものがあってもいいじゃないか。
そう思わせてくれます。
今好きな漫画でした。