1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

「グッバイ、ドングリーズ!」観ました。

なかまくらです。

2月23日は祝日でした。

そんなわけで、映画館に入り浸っていました。

はしごすること、なんと3本!

のんびり感想を書いていこうと思います。

まずは1本目。

「グッバイ、ドングリーズ!」を観ました。



あらすじ

トトは、東京の高校へ進学したが、夏休みになって地元に戻ってきていた。

ロウマは、地元の高校に進学して実家の農家を手伝っていた。

二人は中学校の頃にはドングリーズを結成して、二人の秘密基地で普段の時間を過ごしていた。

ところがトトが東京に行ってしまったから、久しぶりの集合だった。

トトは東京の美容院で髪を切ってもらって、ドングリーズという名前もどこか恥ずかしそうだった。

そこに、今年はドロップというアイスランドから帰ってきた少年がいた。

彼らは、花火大会をドローンで撮影することを思いつくが、

その大枚はたいて買ったドローンは風に乗って遠くまで流されてしまう。

3人は、スマホのアプリに表示されるドローンの現在地を目指してちょっとした冒険に出かける。

その中で、ドロップがどうして日本に来たのか、そしてドロップが「最後の冒険」といったことの本当の意味が明らかになっていく。

途中、道に迷ってほとんど遭難したりしながらも、ドローンは見つかって、

3人は帰ってくる。


それから、少しして、トトとロウマはドロップが見たという滝を一緒に観に行くことにする。

そこには何故か公衆電話があって、宝物を教えてくれるという。

アイスランドの遠くまでやってきて、二人が公衆電話の電話ボックスで知った真実とは・・・


と、そんなお話でした。

監督は「宇宙よりも遠い場所」を世に送り出した、いしづかあつこさん。

そんなわけで、これは観に行こう! と思っていました。

「宇宙よりも遠い場所」でもそんな雰囲気はありましたが、あまりに大人が出てこないので、

少し違和感がありました。大人は何をやっているんでしょうね。

ただ、それぞれが悩みを持っていて、それをぶつかって吐露してわかり合って・・・

という青春な感じは相変わらず好きな感じでした。

すごく好きなところと、でも、「宇宙よりも遠い場所」みたいに細かいところなんてぶっちぎって面白い! に振り切るかというと、ちょっとチクチクする感じが残って少し残念だったところがあって、TVシリーズでやった方が面白かったんじゃないかな!?

という惜しさのある映画でした。

面白かったですけどね。


おわり。





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先を行く人4:発問する。・・・問題から「分かる」を引き出す

なかまくらです。

ついに、「発問」が来てしまいました。「発問」って、なんだか嫌いな言葉だったのですが、ようやく(?)ここに、私なりにたどり着いたのかもしれません。

さて。

今年度ももうすぐ終わろうとしています。

今年度は、物理を教える機会が多くて楽しかったです。

今年度の私の仕事での取り組み(目標)は2つありました。

1つ目は、ジグソー法に少し近いもので、対話をしながら結論を探るというもの。
物理なので、答えは決まっている。けれどもジグソー的に、それぞれが問題を解いてきて、
その要素を組み合わせて結論を得ようというパズルのようなものです。
1年かけて、2つだけテーマを見つけることしかできず、まだまだ発展途上という感じでした。


2つ目は、問題演習をする中で、「分かる」を育てる授業ができないか、という取り組みでした。
私は、その内容が理解できるというのは、「分かる」と「解ける」の両方が満たされている状態だと思っています。そのため、「分かっている」だけだと問題が解けないし、「解ける」だけだと実は分かっていないけどなんか問題は解ける・・・という状態になってしまいます。
ならば、問題を解く中で、「分かっている」かどうかを問う問題を作れれば良いじゃない。
そんなわけで、それって発問というやつでは・・・? ということになったのです。
授業自体は非常にゆっくりと進行しまして、1時間に1~2問しか解けませんでしたが、
継続は力なり。1年間で50問ほど、取り組めました。

発問・・・というよりも、ただのツッコミかもしれません。

例えば、2物体の単振動の問題です。単振動って、高校生が躓くポイントNo1だと思います。

だけど、問題はわりと解けるようになります。しかし、いつまでもふわふわしている。


だから、例えば、

「物体Bと物体Aの間の垂直抗力は単振動の間に変化し続けているけれど、物体Bは本当に単振動しているのか?」

といったことを聞いてみると、あれっ? となったりするものです。

また、もっと単純に、

「2物体A,Bの間の垂直抗力が負になるとAはBから離れると言うけれど、それは何故?」

と聞くだけでも、理由が分からなかったりするのです。

数学的には確かに離れるから・・・というところから抜け出せない。

Bはつり合いの位置を越えると、今度はバネの弾性力によって減衰する力を受けるのです。


そんなわけで、1年間取り組んだところ、

「学ぶ中で、1問1問の解き方、取り組み方が変わった。問題を深く考えるようになり、他の授業でも、それが生かされるようになった」

と生徒から嬉しいコメントをいただきました。


アクティブラーニングにはまだまだいろいろあるな、と新しい可能性を感じたのでした。

過去の研究記事はこちらです。







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「てんぐの小太鼓」使ってみました。

なかまくらです。

最近はキャンプブームらしいですね。

ロケットストーブなるものの存在を知りまして、災害時の対応として買ってみました。

「てんぐの小太鼓」というストーブで、火が煙突を吹き上がって、上にヤカンなどを

乗せれば、お湯が沸くという代物です。名前の通り、上手に燃やせばポコポコと

音が鳴ります。


サイズは高さ30cmくらいで、車にホイッと入れておくのに都合の良い大きさです。

実際に火を入れてみて気がついたのは、火をおこすことの難しさです。

これって・・・すごく科学的だぞ!?

動画とかを見ると、火起こしには割り箸が良いみたいですが、

やっぱり、細くて乾燥していると良く燃えるみたいです。

災害時用、ということで自動車に積みっぱなしにしたいので、

ライターじゃなくて、マッチが良いのですが、マッチだとなかなか火がつかない。

新聞紙から木に火を移そうとしても、新聞紙からはなかなか炎が上がらなくて、

炎が上がらないと木材に火は燃え移らなくて、じりじりと新聞紙だけが燃えていく。

火がついても、厚みのある木材はなかなか燃えないし、

木の密度の高い(重い)木材はなかなか燃えてくれない。

ところが木材も、黒く炭になってくると良く燃える。ブスブスと赤熱した状態で

静かに燃えている。

燃えているからといって、次々と木材を入れていくと、隙間が足りなくて

密閉されてしまうと空気が不足して火が消えてしまうのも面白いです。

空気を吹き込むと炎がボッと上がるのですが、吹き込み終わると、

空気がまた足りなくなって、直ぐに消えてしまう・・・。面白い!!



そして、写真の通りですが、木材に纏わり付くように火が回っています。

これを見て、ふと思い出したのが、「ハウルの動く城」です。

火の悪魔カルシファーが薪にしがみつく様子が、こんな感じだったな、と。

さすが宮崎駿監督。よく観察して作られているな、と思うのでした。

おわり!





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「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました

なかまくらです。

「DUNE/デューン 砂の惑星」観ました。

映画館でやっているのを知り、気になっていましたが、コロナの流行に恐れをなして、

あえなく断念。配信を待っていました。




あらすじ

ポール・アトレイデスは、アトレイデス家の嫡男であった。

母は、不思議な力で世界を影からコントロールしようとするベネ・ゲセリットの一族であった。

母の訓練を受けて育ったポールにも未熟ながら、不思議な力があった。

あるとき、アトレイデス家は、砂の惑星アラキスの統治を皇帝から任じられる。

惑星アラキスには、貴重な資源があり、その資源採掘の権利を没収された

ハルコンネン家が恨みを抱く。

また、惑星アラキスには、砂漠の民フレメンとの抗争といった問題もあった。

アトレイデス家の当主、レト男爵は、これらの問題に果敢に取り組むが、

ハルコンネン家と皇帝の罠にかかり、あえなく命を落としてしまう。

逃げ延びたポールと母ジェシカは、フレメンの集落へと逃げ延びる。

そこでポールの不思議な力(未来を観る力)が、発揮され、

フレメンとともに、帝国との大きな戦いが始まるヴィジョンを観る。

そこで、パート1は終わりです。


まず、直ぐに思ったのは、これ、アラビアンなスターウォーズだな!?

ということです。不思議な力、それを操る組織、帝国・・・。

ところが、どうやら、原作の小説は、1960年代の作品だと言うことで、

なにがどうしたら、その時代にこんなものが描けるのだろう!?

と思わずには居られなかったです。それと同時に、作品の重厚さです。

途中の反乱のところはあっさりしすぎていてちょっと物足りない感じでしたが、

とにかく描かなければならないことがたくさんあり、その中でどのように、

ストーリーとして成立させるかを苦心して、脚本が作られていることを感じました。


何度も映像化が試みられてきたようですが、これを映像化するのは困難だったようです。

今回、映画化したのは、「ブレードランナー2049」や「メッセージ」の

ドゥニ・ビルヌーブ監督です。どちらも、面白い映画でしたね。

カメラワークや映像体験としても、独特の世界を感じました。

本作の評価は、まだパート1ということで難しいですが、

ここからどんな決戦が始まるのか、楽しみな気持ちがある一方で、

たかだか、砂の惑星の一種族で、どうやって宇宙を支配する帝国と戦うのだろう?

というスケールが大きいのに小さい場所での局所的な勝利をもって、

戦争の勝利となってしまいそうな、世界系になりそうな不安を抱えつつ、

パート2を待ちたいと思います(2023年10月公開予定のようです)。





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「2067」観ました。

なかまくらです。

「2067」観ました。



あらすじ

大洪水や火災といった災害が頻発し、ついに植物は地球から絶滅してしまう。

酸素濃度が下がり、屋外では人口酸素が必要になっていた。

主人公イーサンは、幼い頃に父を失って、電気工事の仕事で生計を立てていた。

しかし、人口酸素には原因不明の欠点があり、適合できない人間がいることが分かってきていた。

そして、イーサンの恋人もまた病に冒されてしまう。

そんなあるとき、イーサンは人工酸素を作っている企業クロニコーブ社に呼ばれる。

なんと居なくなった父は、タイムマシンを完成させていたのだ。

そして、未来からのメッセージにイーサンを送るように、と書かれていた。


未来へたどり着いたイーサンは、植物の生い茂り、人間の居ない世界にたどり着く。

そして、自分の白骨死体に出会う。

自分はここで死んでしまうのだ・・・。

イーサンはその真相を掴もうとし、恋人の最後を知ってしまう。

恋人は助からなかったのだ。

未来と過去がタイムマシンでつながったとき、クロニコーブ社は、植物のない希望のない原題を捨て、未来に選ばれた人だけを送ることを計画していた。

イーサンはその計画に反対したことで父が殺されたことを知る。

そして、イーサンは植物を過去に送り、自分は未来に残ってタイムマシンを破壊することを選ぶのだった。


というお話でした。

ハッピーエンドではなかったなあと思います。

恋人とは離ればなれになってしまいました。

イーサンは恋人を救うために未来へ行ったのになぁ、と。ううむ。


タイムトラベルものって、矛盾みたいなのを気にし始めると駄目ですね笑

あと、植物が絶滅したのに、なぜ未来では復活しているのかとか、

いろいろは説明されないのです。設定は面白かったんですけどね。


B級映画を観よう! と思ってみるという遊びでした。





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