最近は、なぜだか、よく創作のことを考えています。
いい傾向ですよね? たぶんだけど。
さて。
「私は、色々な作品が書けない」
というと、驚く人と、ああそうだねと言う人がいると思いますが、
どうでしょう?
私は、ファンタジーとか、SFとかそういうのを好んで描きますが、
ファンタジーでもSFでも私小説ってことってあると思うんですよね。
結局私は今私に起きていることを書くしかない。
私と関係のない誰かの悩みに真剣に悩めていないし、
私と関係のない言葉を想像することができていない。
想像してもそれはぺらぺらと希薄でリアリティがない。
そういう意味で、私がドラマティックに人生を過ごさなければ、
私には物語が書けなくなってしまっている。
だんだんと大人になれば同じことの繰り返しで人生は穏やかだ。
さて、
どうしたものか。
私は、そういうことを考えないといけないタイプの小説家なのだから。