なかまくらです。
約束事があるんですよね。
約束事通りにやらないと、分かってもらえないんですよね。
でも、それってすごい力不足を露呈している。
たぶん、初めのシーンがちゃんと書かれていて、
それを読んでいく中で、新しい約束を身につけて、それで
約束じゃないことを、約束にしていく。
その上で初めて登場人物がいることを見てくれる・・・。
でも、短編だから・・・じゃあなくて。短編しか書けないんだから、
短編だけども、表す。表現する。これしかない。きっとそうなのに。
Eテレ・青春舞台2012の最初のほうだけ観ていました。
高校演劇の練習をしている高校生を取材していました。
どんな話かな・・・? と観ていると、うん、なんだろう。
どうしてその2校を選んだのかな。
物語のことを思う。物語には、二つの要素がありますよね。
文が面白いものと、世界が面白いもの。
・ 世界はあるあるだけれども、会話が面白いから見れるものと、
・ そもそも世界が面白い。けども、説明に力が裂かれちゃう。
両方最高に面白いことだってきっとある。でも、両方は難しい。
優先順位をつけるなら、どっちを優先する?
気持ちを表現するなら、会話で勝負したほうがいいと思う。
気持ちをぶつけて、それが観客の共感を得られるところまで持っていくなら、
特殊な状況じゃないほうが、絶対に簡単だ。
でも、私はやっぱり、そういう物語じゃあ満足できない。
どこかで聞いたことのある物語じゃあ、嫌だ。
どこかにありそうな物語じゃあ、嫌だ。
未知との遭遇こそが、物語との出会いを求める私の最大のモチベーション。
譲らない苦しみがあるけれど、それも私のモチベーションなんだと思う。