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なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

物語って難しい。

なかまくらです。

約束事があるんですよね。

約束事通りにやらないと、分かってもらえないんですよね。

でも、それってすごい力不足を露呈している。

たぶん、初めのシーンがちゃんと書かれていて、

それを読んでいく中で、新しい約束を身につけて、それで

約束じゃないことを、約束にしていく。

その上で初めて登場人物がいることを見てくれる・・・。

でも、短編だから・・・じゃあなくて。短編しか書けないんだから、

短編だけども、表す。表現する。これしかない。きっとそうなのに。


Eテレ・青春舞台2012の最初のほうだけ観ていました。

高校演劇の練習をしている高校生を取材していました。

どんな話かな・・・? と観ていると、うん、なんだろう。

どうしてその2校を選んだのかな。

物語のことを思う。物語には、二つの要素がありますよね。

文が面白いものと、世界が面白いもの。

・ 世界はあるあるだけれども、会話が面白いから見れるものと、

・ そもそも世界が面白い。けども、説明に力が裂かれちゃう。

両方最高に面白いことだってきっとある。でも、両方は難しい。

優先順位をつけるなら、どっちを優先する?

気持ちを表現するなら、会話で勝負したほうがいいと思う。

気持ちをぶつけて、それが観客の共感を得られるところまで持っていくなら、

特殊な状況じゃないほうが、絶対に簡単だ。

でも、私はやっぱり、そういう物語じゃあ満足できない。

どこかで聞いたことのある物語じゃあ、嫌だ。

どこかにありそうな物語じゃあ、嫌だ。

未知との遭遇こそが、物語との出会いを求める私の最大のモチベーション。


譲らない苦しみがあるけれど、それも私のモチベーションなんだと思う。












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