台本の書き方まとめ記事はこちら↓
http://1cm3.mamagoto.com/Entry/132/
今日は夕方からまたまたシナリオ作り講座の会議。
前回のデモがあんまりうまく行ってないのでね、なんとかしなきゃね。
といっても、企画が私じゃないので、誰が来るとか、どういう感じでやるかとかは全部代表の子に任せっぱなしです。
本当は積極的に頭をひねってくれる参謀がいると代表者はかなり助かるわけですが、
それは、もう、私の役目ではないです。
誰かやってあげたらいいのにね。
でも、作家は少ないです。淘汰のない世界にいいものは生まれません。
一念発起して書ける人は一握りの天才だけです。凡人は頑張るしかないのですよ。
物語とは何か、演劇とは、小説とは何か、煩悩の数々ととっつきあい、腕比べをして、足掻かなかったら書けないのですよ。そうじゃないんですかね。私はそう思ってます。
10~20のアイディアがあって、書き始めた物語から、ひとつ不自然でない作品が出来れば上出来だと思うんですけどね。。。
昔は、その10のアイディアを片っ端から書いて、なんとなくそれっぽい形になって、それで作品としてバンバン発表していましたけど、そんな、全裸みたいなのもう、無理だわ^^笑
年取ったものだね(o-´ω`-)ウムウム
ま。
いいや。
書こうとした事、まだ書いてないや。この記事は、シナリオ作りのためのメソッドの提案です。以下。
シナリオ作り講座・・・演劇をやってて、台本というものを何本か読んだことのある人だったら、そんなに難しくない気がするんです。”面白いもの”が書けるかどうかは、その人のやる気と、これまでの人生次第ですが
参加条件
①台本を書きたいと思っている。
②芝居に触れたことがある。
WORK
①会話とキャラクター
2人組で即興劇をする。役・場所・性格を決めたもの。友人同士という設定。ただし、役はやや突飛な方がよい。満足できるものができるまで、なんどか同じ即興劇をする。完成したものをビデオに撮り、即興劇が終わったら、その即興劇を台本に起こす。
※自分と同じ性格では×
②展開
同じ2人組で即興劇。2人の役を逆にする。場所を、
家→博物館(科学館、美術館などもok)→遊園地→池→おわり
などと話の流れで場所が変わる(2箇所ぐらいが簡単?)即興劇をする。ただし、メタフィクションな発言はせずに、あくまで真面目に。笑いに走ってもいいが、「もうなんかよく分からんけど行こうぜ、博物館!」的なことは言わない。あくまで話の流れで。
同様に繰り返しやって、ビデオに撮って、台本に起こす。
③台本にチャレンジ。
同じキャラクターで、今度は、一人で台本にしてみる。場所などは同じ。
④ものスピーチ。
何か、ものについて、スピーチをする。2~3分。
⑤構成。
好きな本を読んで、そのストーリーの構成をまとめてくる。くる(全体で10冊になるくらい)
例)
1.主人公があるコミュニティに出会う。
2.何か事件が起こる。
3.事件をきっかけにコミュニティに馴染む。
4.何か事件が起こる。
5.ミスをする主人公。ライバルの出現。
6.落ち込む主人公
7.立ち直る主人公。
8.事件が起こる。
9.主人公が活躍する。
10.一人前と認められる。
みたいな感じ。こういうのを作ってきて、その物語の面白さを語る。
⑥着想
本のタイトルを別個に集める(漫画とかでも可)。そのタイトルから思いつく物語を出し合う。模造紙に書けるだけ書く。破れかぶれのあてずっぽうで構わない。10くらいの作品についてやる。このとき、物書きがひとグループひとりくらい参加しているとよい。
例)「キャプテン翼」
・・・エースパイロットの翼(つばさ)は、迫り来る宇宙人の艦隊との戦いを迎えていた。
・・・海賊船の船長、キャプテン翼は、仲間同士の小競り合いに頭を悩ませていた。
・・・10の帽子と身分をもつ男、翼は、今日の人生初デートに被っていく帽子に悩んでいた。
・・・翼はしがない営業マン。けれども、いつかは社長に・・・。とりあえずは班長(キャップ)に・・・。
・・・翼の子どもは野球部のエースで4番。翼は自分の夢を子どもに託し、かつて叶わなかった夢をかなえようとする。
・・・・・・まあ、こんな感じで。考えます。例は10分くらいで適当に考えたので、それなりです。
これを、出し合う。これは、基本的には、著作権フリーとして扱い、もし、自分の書いたもので書きたいものが生まれたら、確保して、著作権を主張する。といった感じで。
重要なのは、そのタイトルをどんなモチーフにするのか、そのタイトルからどんなキャラクターを生み出すのか、といった、はじめの一歩がそこになると考える。
⑦執筆
書いてみようといったもので、書く。
この際、
1、主人公をつくる。
・ 主人公がタイトルなどから決まっていれば完了。
・ モチーフがあれば、それを一番反映させるキャラクターをつくる。主人公がその反映されたキャラクターなら、その主人公がどうなるのか。それが、重要なキーキャラクターになるなら、そのキャラクターを生かすような、主人公(諭されるタイプ?)を生み出す。
2、主人公の悩みを考える。どんなストーリーにするか決める。
人の悩みは甘い蜜。悩みがない物語には魂がないスカスカに見えます。
その悩みから、誰がどうなる物語であるかを考える。悩みに対する解決があるのか、問題提起をするように、主人公によって、明らかにされていく物語なのか。
なんとなく、流れを頭の中で作る。書きたい人は書けばいい。
3、最初の場所をつくる。
そろそろ執筆開始のウォーミングアップ。
4、最初の場所に出てくるキャラクターを決める。
このキャラクターは、即興劇でやったみたいに、役と性格を決めておく。こだわりポイントをひとり一つ持っているといいかもしれない。話が弾む。
5、”もの”語りで、始める。
キャラクターに何かものについて語らせる開幕にする。この語っている中で、登場人物のキャラ付けをする。
キャラクターが動き出したら、もうキャラ付けの部分は要らないので、蛇足だと感じたら最初の部分をどばっと消す。
そして、誰がどうなる物語にしたがって、ひたすら書く。
例えば君が傷付いて、くじけそうになった時は、・・・誰かにちょっと読んでもらいましょ。
健闘を祈ります。
おわり。
今私に思いつく最良はこれです。