1cm3惑星

なかまくらのものがたり開拓日誌(since 2011)

探究的な学習はどこへ行った・・・?

なかまくらです。


最近、仕事でいろいろと授業に関する研修を受ける機会がありまして、

参加してきたのですが、困ったことになっているようです。


現在の学習指導要領が、探究的な学びを各教科でやりましょう!

という目標なので、いろいろと学習内容を日常に関連付けてみたり、

実験を考えてみたりと、この5年くらい、教え方を模索してきたのですが、


どうやら、最新の教育では、

個別最適な学習を自己調整学習で実現しよう! みたいな感じになっていきそうです。


その内容としては、もう、一斉授業は古い!

先生が前に立って、説明する必要はもう、ほとんどないのだ!

むしろほとんどゼロでもいい!

例えば、「3時間後に小テストをします。テスト範囲は〇〇です。」と言って、

あとは、生徒が教科書を読んだりしながら、先生が用意したプリントだったり、

問題集の問題を思い思いにグループを作ったり、個人で解いて、

分からなかったら、生徒同士で教え合ったり、先生に質問をしたりして解決する。


だから、公式を導出するかどうかなども、各々のレベルに合わせて、

生徒自身が必要だと思えば、導出すればよいし、導出しなくてもよい。


そんな風に進めていく授業の方法が、これから新しい教育としてやってきそうです。

確かに、公式の導出の前に、そもそも、公式が覚えられていないままで受験生に

なっている生徒もいるし、そういう生徒には、実はその公式を導出している時間は

無駄と言えば無駄なのです。ただ、それでいいのかどうかは、やってみないと分かりませんね。


ただ、現場で働いている立場としては、探究学習だというので、それに向けて、

かなり時間をかけて準備して、ようやく少しずつ形がつかみかけてきているところに、

方向を転換されて、またそっちに向かって走り出さないといけないとなると、


いつまでも仕事が減らないですし、なによりも、お金と権力の匂いがして、

労力をかけてやってきていればいるほど、方向転換が面倒になってしまう。


研修で、長年、進学校で活躍されてきた先生の教え方は、私が現在勤めている学校の

先生と授業の進め方や、プリント学習でやっている点、課題の集め方までそっくりで、

進学校の受験指導とはこうやって培われてきたノウハウなんだな、と思うのと同時に、

10年前くらいに話題になったアクティブラーニングとか、そういう学習方法とは、


全く異なる授業の方法なのです。けれども、それはそれで成立しているし、

なんなら、経験の豊富さで、生徒の点数は高いのです。

私自身も、どこまでもアップデートしていくのが正解かどうかは、

実は分からないのではないかと思ったのでした。


どこかで、これが、私なりの授業なんだ、というものを見つけて、

それを磨いていくことが重要なのではないかと思いました。

そうしないと、経験を積んでも、結局、方針が転換されるたびに、若い先生とも、

スタートラインをそろえさせられて、よーいドンで競争をさせられることになり、

若い時よりも仕事も増えて、どんどんしんどくなっていく気がします。

そんなことを考えさせられる研修会となったのでした。

おわり。





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急いては事を仕損じる、という話

なかまくらです。

楽天ペイを覚えました! スマートフォンにアプリを入れると使えます。

タクシーとかでも使えますし、自動販売機でも使えます。

駅のコンビニでも、交通系ICでないのに使えます。

これまで現金が必要だったところでも使えるのは便利ですね。


・・・と、思ったら、JR本線を外れた場所に出張したら、

電波状況が悪くて使えないという、展開に。

まあ、少しずつ、世の中が便利になっていけばいいのだ。


ところで、いま、auガラケーと楽天モバイルの2台持ち状態なのです。

auガラケーが月額およそ2000円。楽天モバイルが3GBに収めて、980円。

今の楽天モバイルのスマートフォンの寿命が来たら、

auガラケーを解約してもいいかな? と思っていたのですが、

まだ、楽天モバイルだけだと心配かな? と思ったりもしました。


急いてはことを仕損じる、と言いますからね。





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「>|<」観ました。

なかまくらです。

MUNA-POCKET COFFEEHOUSE「>|<(水)」観ました。



あらすじ

無色透明な水が観測できなくなってしまった世界。

水の研究者のドンペリは、最も優れた研究者アメとその旦那テルとも

親交のある仲であった。

水のある場所・・・川や湖を巡って、人々は争ったが、やがてその場所でも

水は観測できなくなり、枯渇して、争いは収束していった。

そして、水を巡る100年の物語が始まるのだった・・・。

天才科学者のアメは、エコエコシステムなるものを開発する。

それは、生物をその中に入れると、水が出てくるという装置。

それは、水がそうであるように、生物をそのエコエコシステムの中に入れると、

・・・観測できなくなるだけで、死んでいるかどうかはわからない。

だから、それは問題のない行為だということ・・・。

初めは動物を入れていく予定であったエコエコシステムだが、

やがて、人間を入れることになる。

ドンペリは、平等にくじで対象者を決めることを主張する。

人類が長い歴史の中で培ってきた平等や、尊厳や、愛を大切に思っていた。

エコエコシステムは一時しのぎのもので、この水問題を根本的に解決する方法は、

誰かが再び、無色透明である水を観測することであるという。

その観測の方法は、だるまさんがころんだ、であった。

人口が減っていく中、毎日、観測に挑戦し、失敗し続けていた。

そんな中、アメがくじに当たる。アメには雫という名前の子供ができていた。

テルはもういなかった。

アメはドンペリに雫を託す。

ドンペリは、1歳に満たない幼い子の子育てに奔走した。

その中で、これまで主張していた平等を曲げ、雫の生存のために、

騙し、エコエコシステムに投入していった。

やがて、2人だけになって、それでも水が不足することを知ったドンペリは、

自らもエコエコシステムへと身を投じていくのだった。

それから、長い長い時間が流れたある日、

雫はついに水を観測することに成功するのだった。

というお話でした。


なるほどーーーーーーーー。

ムナポケさんのお芝居は、「紙」で初めて見て、本作は2作目でした。

前半の謎のお笑い場面は、前作で少し耐性があったのと、

今回のほうが見やすくて笑えました。

物語としては、前作の完成度が恐ろしく高くて、最後のカタルシスは、

前作のほうが大きかったですが、今作は、そこに至る部分の満足感が高い作品でした。

ドンペリというキャラクターの心境の変化が非常に面白くて、

ドンペリは、前半、みんなのため、のように平等や人類の尊厳や愛を主張していて、

それはもっともな言葉に聞こえるのですが、後半になると、

雫へ愛情を注いでいるとき、その信念はすっかり何処かへ行ってしまうのです。

それに気付いたのは、水原さん(だったかな?)が、変な踊りを踊りながら、

皆の為と言いながら、結局自分の為だったんじゃないの? と言いながら、

エコエコシステムへ入っていく独白のシーンでした。

子どもがいる人の価値観と、いない人の価値観の対立が暗喩されているように感じて、

これをこうやって表しているのか、という部分は、痺れました。

また、水がだんだん赤くなっていくのも、生物の内部でも、水が不足して、

血が濃縮されて行っている感じが、実に気持ち悪い演出でした(誉め言葉)。

気付かないふりをして、生きていくのは苦しいのでしょうね。


私たちは、きっと、まだ気づいていないのだろうな、と思いました。


さて。最後は、雫さんに託されて、最後に水を観測します。

息も絶え絶えになりながら・・・。

命を繋いだ、というメッセージを感じるとともに、その一方で、

人間はもう他にはいないような感じがして、なんのために・・・、

という思いもある、終わり方だったな、と感じたのでした。

総じていうと、今回も面白い作品でした。

そういえば、タイトルの「>|<」は、量子力学のハイゼンベルグ表示で用いられる記法であるブラケットベクトルを意識しているのかな? とか思いました。

ただ、どちらかというと波動関数に作用する側になるので、どうなのかな、と思いましたが、もしかすると、人間は作用される側だったのかも、なんて思ったりしましたが、そのあたりは、勝手な妄想にとどめておこうと思います。


おわり。





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オンデマンド出版

なかまくらです。

小説サイトのほうに掲載している作品を一部抜粋して、

加筆して、本にまとめてみました。

BCCKSというサイトのサービスを利用したのですが、

なかなか使いやすかったです。

BCCKS / ブックス - 『干支、万象と星について』名嘉枕著

書籍でも買えるみたいなので、自分用に1冊注文してみました。



紙の本だからこその良さもありますね。

この本にするにあたって、縦書きにして、本文中の改行なども変えました。

よい勉強になったと思います。





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「ラ・ランテルナ」

なかまくらです。

浜松学芸高校の近くに、あるイタリアンのお店に行ってきました。

「ラ・ランテルナ」さんというお店です。

部活動で、マルツ電波に電子部品を買いに行った帰りに発見しました。

とてもおしゃれな雰囲気のお店でした。

「桜海老と野菜のスパゲティ からすみかけ」をおすすめされたので、注文。



とてもおいしいパスタをいただきました。

また行きたいですね。





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